設備材料の寿命とメンテナンス

建築設備には、数多くの部材で構成されていますが
設備機器はさらに何種類もの部品の集合体となっています。
これらの部品は、さまざまな外的要因によって違いはあるものの
確実に経年とともに劣化していきます。

また、ライフスタイルの変化によって陳腐化して使用に耐えられなくなる場合もあります。
こうした劣化、および耐えられなくなる状態を「寿命」といいます。
そして、寿命に相当するものが「耐用年数」でもあります。

耐用年数は、さまざまな捉え方ができ、一般的には下記のように大別されます。


①物理的耐用年数
腐食や摩耗などの原因で、損傷・破壊されたり、使用不可能な状態になるまでの期間を言います。
故障が頻繁に起こり、実質的に機能しなくなる状態を含みます。



②社会的耐用年数
技術革新やライフスタイルの変化によって手陳腐化し
利便性、快適性、安全性などの面から満足のいかない状態になるまでの期間をいいます。



③経済的耐用年数
修理などにより延命して使用するよりも、更新したほうが経済的である場合や
新システムに亜心機能を持たせたほうが運転効率が上がり
運用面で経済的であると考えられる期間のことを指します。


④法的耐用年数
法定耐用年数ともいい、固定資産や減価償却費を算出するために
財務省令で定められた税法上の耐用年数のことを指します。
配管材や設備機器は15年となっています。
ただし、ガス給湯器は5年となっています。
各建物で設置方法や保守の状態が異なるため、実情の数値として捉えることは難しい側面があります。



こうしたパーツの寿命の目安はありますが
故障の有無にかかわらず、定期的に消耗品を交換したり
常に監視する予防保守は、トラブルが発生してから対応する事後保全に比べて
機材の寿命は大幅に長くなります。

設備機器、材料の点検、部品交換、改修計画、これらを総合して
計画していくことがマンションやビルのメンテナンスにとって望ましいカタチといえます。


マンションやビルの保守・管理業務は神奈川県横浜市の
「有限会社 菅野住宅設備」にお任せください!

他にも、水回りリフォームもしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから